四国八十八ヶ所 十日目

4月10日 今日で十日目です!
菩提の道場も後にして、涅槃の道場へと入ります。

因果必然の道理を信じ 自他のいのちを生かすべし

善い行いからは善い結果が生まれ
悪い行いからは悪い結果が生まれる。

湖に一滴の水をこぼしても大きな変化は見られないかもしれません、しかし確実に変化はしています。
皆さんがいろんな思い出祈っている、修行している事は目には見えないかもしれませんが、必ず善い働きとなって善い結果があると信じます。

65番 三角寺
菩提の道場もここで終了です。
タクシーに乗り換えてお寺へ向かいます。

護摩には四種類の修法が有り、△の壇で修法は降伏といわれます。
お大師様が降伏の修法をなされたことから三角寺と名付けられているようです。

66番 雲辺寺
香川県、涅槃の道場へ入ります。
ロープウェイでお寺を目指します。

67番 太興寺

天台宗と真言宗が一社を成している珍しいお寺です。
小松尾寺と呼ばれております。

道中、立派な木があります。

70番 本山寺

伽藍が整備されている、綺麗なお寺です。
五重塔が開創中でした。 国宝の本堂があります。

68番 神恵院 69番 観音寺

札所が同じ境内にある、寺院です。
どちらも琴平八幡宮の寺院です。

71番 弥谷寺
岩がせって、磨崖仏もあり、高い場所でとても雰囲気のあるお寺です。

73番 出釈迦寺
お大師様が七歳の時に捨身請願した地であります。
奥の院が山の上に見えます。

72番 曼荼羅寺

出釈迦寺から歩き遍路で向かいます。

74番 甲山寺
お大師様はこの近辺で幼少の頃をすごされていました。
甲山にあるお寺です。

75番 善通寺

善通寺派の大本山です。
お大師様の生誕された場所です。
とても立派な伽藍です。

御本尊のお薬師様の前で拝ませて頂きました。
ありがたいことです。

今日は善通寺に宿泊です。
南無大師遍照金剛

四国八十八ヶ所 九日目

4月9日 今日も7時20分発 菩提の道場も今日でほとんど打ち終わりです。
皆さんお参りに慣れてきて、最初に比べて随分と早い段取りでお寺参りをするようになってきました。

57番 栄福寺
ここももともとは八幡様をおまつりした、神仏習合だったお寺です。 

58番 仙遊寺

海抜約300mの作礼山の頂上にあるお寺です。
景色が気持ちの良いです。 花が綺麗でした!

59番 国分寺
伊予の国分寺です。
お薬師様が御本尊です。

62番 宝寿寺
住宅街にある、簡素なお寺です。

60番 横峰寺

石鎚山の麓で、崖っぷちに立っている、お寺です。
マイクロバスで上がります!
駐車場がお寺の上にあり、下ってお寺に向かいます。

64番 前神寺

ここも石鎚山の別当寺院です。

63番 吉祥寺
毘沙門天が御本尊のお寺です。
成就石があり、杖を前に出して歩き、成就石の穴の中に入れると願いが成就するといわれます。

61番 香園寺
ここの寺院も石鎚山に関係があるという説があります。
石鎚 いし づ(の) ち(霊)  「石の霊」となり、
たくさんの寺院が石鎚を奥の院や遥拝する場所となっており、
古来より信仰されてきたことが伺えます。

またお大師様が難産の方を助けたといわれ、子安大師のお寺です。
お寺の中に入ってのお参りです。

今日はここで打ち止めの予定でしたが、時間がありましたので、
番外の西山興隆寺にお参りすることになりました。

少し歩きますが、大変良いお寺でした。
秋には紅葉でたくさんの人が訪れるようです。

今日はここで打ち止めです。
りんりんパーク しこくや さんへ宿泊です。

四国八十八ヶ所 八日目

8日目です!
ホテルを7時50分出発、難所の岩屋寺へと向かいます。
今日は登山するお寺が少し多めで、皆様の足も少しお疲れのようでした。
しかし、今日で56番までの巡礼です。 菩提の道場も半分程打ち終わり、なんだか寂しくなってくるとの声もありました。

45番 岩屋寺

現在でも上までは、約20分程の道を歩かなければならない、車で巡礼する場合には最大の難所といえるお寺です。
皆さんも頑張って登っておりました。
たくさんの窟があり、修行の場という事が伺えます。 岩がせり出し、霊気に満ちたお寺です。

44番 大宝寺
文武天皇勅願によって建立された寺院ですので、その年号の大宝から名前がつけられております。
岩屋寺程ではないですが、ここも歩きます。
疲れた足で皆さん頑張っていました。

砥部市でお昼を頂きまして、太山寺へ参ります。

52番 太山寺

鎌倉時代の本堂です。
大きくて趣のある本堂でした。 雰囲気の良いお寺です。
椿がきれいに咲いていました。

53番 円明寺
1650年の納め札が打ち付けられていたお寺。
また隠れキリシタンが拝んでいた石仏があるお寺です。

54番 延命寺

このお寺は非常に珍しい、宝冠の不動明王が御本尊です。
大日如来と不動明王が合体してる、大日如来の宝冠を不動明王がかぶっているという形です。
また鎌倉時代に東大寺の高僧凝念が留錫して、有名な「八宗綱要」が書かれたという学問のてらでもあります。

アンパンのお接待頂きました!
美味しかったです。

56番 泰山寺

お大師様が氾濫した川をご祈祷し、人々を救った伝説のあるお寺です。

55番 南光坊

伊予の一宮の別当寺院の一つであった南光坊が残り、一宮の本地仏である大通智勝如来が御本尊のお寺です。
大変めづらい御本尊様です。

今日はここで打ち止めです。
お疲れ様でした!

今治宿泊です。

四国八十八ヶ所 五日目

4月5日 四国八十八ヶ所 5日目の巡礼です。
いつものように、7時20分 安芸よさこい温泉を出発です。
先日は階段が連続であり、皆さんの足もおつかれのようでしたが、今日は車で廻るには比較的に平坦なお寺で助かりました。

29番国分寺

土佐の国分寺です。 国分寺は奈良時代、国の補助を受けていたときには、1町四方や2町四方の大きな建物であったようです。
しかし、現在そういった形でのこっている国分寺はないようです。
そういった大きなお寺だったようなので、たくさんの塔頭寺院等があったと推測されます。
ここには平安時代の薬師如来がありますが、本尊は十一面観音です。
そんな経緯で塔頭寺院の本尊様がそのまま、本尊さんとなったのかもしれません。
枝垂れ桜が綺麗なお寺でしたが、もう葉桜となっておりました。
前回お参りさせて頂いたときには、この寺院の桜の前で写真を撮った記憶があります。
檜皮葺の綺麗なお寺です。

30番善楽寺
ここの札所は二つあります。
もともとは、一宮の百々山神宮寺です。 廃仏毀釈の後神仏分離致しました。
神宮寺は廃寺となり、安楽寺に本尊の阿弥陀如来様が移されました。
また後に神宮寺は再興されませんでしたが、神宮寺の観音院が、昭和4年善楽寺として再興されました。
ですから場所は善楽寺、本尊は安楽寺と二つの札所ができたようです。
現在は安楽寺さんの本尊を善楽寺さんに遷座して一箇所でお参りできるようになったようです。
同行の方が重なり、賑やかなお参りとなりました。

31番竹林寺
行基菩薩開基の文殊菩薩が本尊のお寺です。
「坊さんかんざし買うをみた」という歌で有名ですが、歴史が古くお大師様もご修行されていた山であります。

32番禅師峰寺
船魂観音とも呼ばれ、海の祈願をされるお寺であります。
ここもお大師様がご修行されている霊場です。

お昼ご飯です。 サンゴさんで、エビの雑炊を頂きました。
皆様好評でしたよ!

33番 雪蹊寺
雪蹊は雪みちを人が歩いた跡という意味です。
長宗我部元親の雪蹊恕三という法名を、没後に寺の名前とされました。
重要文化財が多いお寺です。

34番 種間寺

北海道の八十八ヶ所の34番は福王寺です。
 北海道八十八ヶ所の御本尊様は四国の御本尊様を模倣して、作成されました。
同じ御本尊がいると思うと親近感がわきます。
安産祈願のお寺であり、底の抜けた柄杓がを納める風習があります。

35番 清滝寺
ここも歩いて登ると難所です。
2時間位は登るそうです、私達はジャンボタクシーに乗り換えてお参りです。
高丘親王(真如親王)のご縁があるお寺でもあります。
厄除け薬師で、福王寺の北見別院にも北海道の八十八ヶ所第35番札所本尊としてお祭りしております。

何人かはお薬師様の下の胎内めぐりにチャレンジです!

36番青龍寺

お大師様のお師匠様 恵果和尚のいた長安の青龍寺から名前が取られています。お大師様が投じられた独鈷がこの山にあったという伝説の地です。
山門まで、旅館のかたに送迎して頂き登山です。

ここで今日は 早めの打ち止めです。
三陽荘さんへ宿泊です。  南無大師遍照金剛

八十八ヶ所四日目

4月4日 7時20分出発しまして、今日は修行道場へと入って行きます。

23番薬王寺
厄落としで有名なお寺です。 厄除け薬師。
厄坂に一枚一枚1円玉を落として、厄を避ける、そんな風習があります。
海が見えて、整った綺麗なお寺です。

発心の道場 お参り終わりました。
次は修行の道場です!

番外 鯖大師

行基菩薩、お大師様の伝説が残るお寺です。
道中寄らせて頂きお参り致しました。

24番最御崎寺

太龍寺に続き、お大師様がご修行された洞があります。
現在は崖くずれの恐れがあるため、中に入れなくなっていました。

お大師様のご修行の場所、ありがたいお参りとなります。

第25番 津照寺
発御崎寺の向かいの明星さんでお昼を頂き、次は津寺です。
今昔物語に出てくるほど、歴史が古いおてらです。
階段が直線となっており、修行の道場、疲れた足に響くお寺が続きます。
海が向かいの、雰囲気のあるお寺です。

26番 金剛頂寺
こちらも坂の上にあるお寺です。
様々な伝説が残る、お寺で雰囲気があります。
最御崎寺を東寺、津照寺を中寺、ここを西寺と読んでいるようです。

気温も熱くなってきました。 24度超えです、一桁温度からでてきた私達には少々きついです。

歩き遍路の方もバスからぼちぼち見られました、結構な人が歩いているのだと知り、ありがたく思いました。

27番 神峰寺(こうのみねじ)
マイクロバスに乗り換えての登山です。
八重桜が咲き、ツツジもきれいで、花に招かれたお参りとなりました。
また、お水が有名なお寺で美味しく頂きました。

マイクロバスの社長さんがおっしゃるには、「死ぬまで元気」でいられるそうです!

28番 大日寺
四国八十八ヶ所に大日寺と名のつくお寺は三ヶ寺です。
発心の道場で二つ巡礼しましたので、最後の一つ。
仏様は古く、重要文化財となっております。

ここも少し小高いところにあり、歩きます。

本日はここで終了です。
暑い中、また坂が多い中お疲れ様でした。
皆さん足に来ているようですが、このあたりが慣れるまできついところかもしれません。
一日無事お参りできました、ありがとうございます。

四国八十八ヶ所 二日目

二日目は宿泊した、安楽寺さんを7時にお参りして、出発です。
この日の予定は、11ヶ寺、1番から10番までは10里10ヶ寺といい、一日で廻ることが多いようです。

6番安楽寺
本当に素晴らしい宿坊であります。
朝ごはんも、お遍路さんのために早く出してくれます。
もともとは、駅路寺、治安取締のためにつくられた、奉行等が巡回するために造られたようだと五来重さんの書かれた本に書かれており、その時の名は瑞運寺となっていたようです。

朝の清々しい空気の中のお勤めとなりました。

4番 大日寺
山の中にある幽邃なお寺です。 桜が綺麗でした。
大日如来が本尊であります。 大日如来はすべてのいのちそのものであり、かんたんに言えば、私達は波のようなものであり、縁が生じて海から波という形があるように、私達も大きないのちから縁があって私達の形となりいまの自分があります。

波の本質は水であるように、私達の本質は大日如来であります。
阿弥陀如来も観音さんも、星座も私達もみんな大日如来です。

お大師様の教えは排他的ではありません、その人それぞれの命をみとめ、幸せを願います。

五来重さんは、地蔵寺の奥の院が大日寺でないかと推測されておりましたが、現在では地蔵寺の奥の院は羅漢さんがまつられているお堂となっております。
拝観200円となっております、一日目に三番までお参りできたので、時間があるので、羅漢さんも拝ませて頂きました。
五百羅漢といわれますが、現在では200ほどだそうです。
もともとはお釈迦様のお弟子であり、悟りを得た人でもあります。

しかし、そのお顔をみていると、亡くなった人の面影に似ている等、先祖供養に変わっていっているようです。

たくさんの羅漢さんをはじめ、弥勒菩薩、釈迦如来、お大師様、ありがたい仏様がおられます。
お参りできてよかったです。

5番 地蔵寺
ここの本尊様は将軍地蔵といい、武装して馬に乗ったお姿をしております。慈悲だけでなく、悪を払ってくれるお地蔵様です。
京都の愛宕山にもあるようですが、大変珍しいお地蔵様です。

お地蔵様はどこの世界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)にいっても、代わりに苦しみを受けてくださるという請願をたてられ私達を慈悲の心で救ってくださる菩薩様です。

7番 十楽寺
阿弥陀様のお寺です。 四国には10ヶ所阿弥陀様が御本尊のお寺があります。薬師如来は23ヶ所です。
これは四国遍路が来世よりも現世に利益を求める方が多いからだと考えられます。
十楽は浄土教が入りますと、往生要集の中で極楽には十の楽しみがあると説かれており、その十楽から来ているようです。

往生と成仏は違います。 往生は極楽世界の中で、阿弥陀のちからのもと成仏に向かって修行するのです。

8番 熊谷寺
本尊は千手観音様です。 千手観音さんは非常に多く、海や湖に関係があるところに見られるようです。
船の帆に似ている事が関係があるのではないかと、五来さんは根拠はありませんが推測しているようです。

子供はたくさんの手をかけて育てます。千手観音様もたくさんの手をもって私達を救おうとするお姿であります。

この日は段々気温があがり、24度位まで、、、
皆さん疲れてきました。。

9番法輪寺
仏教では説法をすることを法輪を転ずるといいます。
仏法を広めることを輪を転がすことに例えてるのです。

転法輪を最初に行なったのはもちろんお釈迦様であり、ここの御本尊様は釈迦涅槃像であります。

涅槃像の本尊は大変珍しいものです。

10番切幡寺
縁起は弘仁4年(813年)、この地で修行中の弘法大師が、当山の麓で機(はた)を織る妙齢の乙女に、旅の衣を繕う布を所望したところ、乙女は織りかけの布の一番良い部分を惜しげもなく切り取って差し出した。

大師はこの行為に感動して、お礼に「何か望みはないか」と聞くと、「両親が薬子の乱に関係して島流しになった。その時身籠もっていた母親は、男の子が産まれたら、その子も科を受ける、どうか女の子が産まれますようにと観音さまに祈願し、産まれたのが自分である。今は亡き父母に代わり観音さまを作ってお祀りし、この身を仏門に投じて報いたい」と。

大師はいたく心うたれ、千手観音の尊像を刻んで、乙女を得度させ、秘密灌頂を授けたところ、乙女はたちまち即身成仏し、その身から七色の光明を放って千手観音の姿に変わった。

とされていますが、五来さんの説では、もともとは水神の信仰があり、弊を上げていたと考えています。お稲荷さんにも弊をあげますが、もともとは紙ではなく麻であり。それが麻布となり布となっていった。
なぜ水神なのか、海が見えるからです。
つまり幡とは弊の事であると言われており、神様にささげられていたものです。たくさんの信仰が重なり合ったお寺、素晴らしいです。

段々暑くなり、お参りも日陰さがしながらのお勤めです。
ここの石段は300段程あり、タクシーをつかっての登山となりました。

お昼はうどんを頂きました!!

11番藤井寺
四国最古の薬師如来様です。
御詠歌は「色も香も無比中道の藤井寺 真如の波の立たぬ日もなし」
無比中道とは無非中道であり、華厳経にある「一色一香無非中道」という文句から来ているとされています。(五来重)

中道とはいいとかわるいとか、あるとかないとか、対立の概念を離れてしまう、丁度良いところをいく、そういった苦しみがない覚りの境涯です。

16番観音寺
千手観音様が本尊です。
民家を少し歩いてのお参りです。
隣に八幡宮があり神仏習合の名残があります。

14番常楽寺
本尊はここにしかない弥勒菩薩です。
常楽我浄、永遠に変わること無い楽しみです。
またイチイ アララギの木があり風情のあるお寺です。
奥の院も一見の価値があるとのことですが、またの機会に。

15番国分寺
常楽寺から徒歩で向かいます。 歩き遍路ですね!
近いですが、少し暑いくらいで皆さんの体力が削られていきますが、今日は後少しで打ち止めです。
多くの国分寺は釈迦如来が本尊とされていますが、ここは薬師如来です。
あちこちに国分寺はありますが、天平9年(737)の詔で諸国に建立されました。衰退した次期もあったようです。
改修中でありました。

17番井戸寺

本尊は大変珍しい七仏薬師であります。
七体の薬師さんは圧巻でした。
他にも井戸のあるお大師様、十一面観音様 どれも本尊様といわれる縁起がたくさんある不思議なお寺です。
堂内は物品販売しておりましたが、中でお参りさせて頂き、ありがたいお参りとなりました。

今日はここで打ち止めです。
ホテルに帰ってきてゆっくりです。 
ホテルサンシャイン徳島ご飯も美味しかった。

夜は数名で、阿波おどり会館へ行きました。
写真わすれましたが、住職入賞しました手ぬぐいゲットです。
はりきりすぎて足が張ってます。。。

二日目まだ慣れずに、11ヶ所お疲れ様でした。
天気がよくて桜も綺麗で、ありがたい。 南無大師遍照金剛

平成三十年 四国八十八ヶ所巡礼 一日目

4月1日から14日まで、四国八十八ヶ所と高野山を巡礼です。
この度は檀家さんや信徒さん16名の参加となりました。
皆様の人生とって大切な時間となります事、お大師様のご加護があります四国巡礼の旅となりますように。
今回は名鉄観光さん、琴さんバスにお世話になります。

一日目
北海道を女満別9時半頃で出航いたしまして、東京乗り継ぎ高松へ13時半頃到着です。
お昼は機内でお弁当をたべました。
乗り継ぎがスムーズで良かったです。

高松空港、うどんののれんで荷物を受け取り、琴さんバスに迎えに来て頂き、遍路姿に衣替え、1番から3番札所までお参りへ出発です。

今年は例年になく桜の開花が早かったので、散っていると思い残念に思っておりましたが、、まだ待っていてくれていました。 ものすごく綺麗です。
また天気も気持ち良い、最高のご縁でのお参りです。

1番 霊山寺

五来重さんの四国遍路の寺によると、このお寺は現在は街にありますが、大麻山にあったのではないかと書かれております。大麻山の大麻比古神社に求聞持堂があり、そこが霊山寺の奥の院となっていたのではないかとの説です。

山岳信仰における釈迦如来が本尊は、出山の釈迦、苦行の釈迦であり、
苦行から瞑想によって悟りを得られた釈尊を象徴しているといいます。

山岳信仰も行道(行動的修行)と禅定(静的修行)とを合わせて完成させるからです。
なんにせよ「霊山の釈迦の御前に巡りきて 万の罪も消え失せにけり」とあるように、
我々が罪を滅し、「ああなにか心が安心するなーといった、この修業で、皆様それぞれが心にお釈迦様のような安らかな気持ちになることができたならと思います!

また、大窪寺の八十八番結願から再度霊山寺までもどり、1番に帰ってくることが結願となる時代もあったようです。巡礼、巡ると書きますが、一周したらまた同じところに戻ってくる、また新しいスタートです。

そんな四国八十八ヶ所巡礼スタートです!
皆さんまだなれずに、様子を伺いながらのお参りです!

2番 極楽寺
阿弥陀さんのお寺です。
本堂が少し小高いところになっておりまして、「長命の杉」という大木がございます。
綱がございまして、その霊力を頂くことができます。
桜が本当に綺麗で、またシャクナゲも咲きかけていて不思議なご縁のなかでのお参りです。

南無阿弥陀仏

3番 金泉寺
時間が押していたのですが、金泉寺様に4時半過ぎにお参り致しました。
このお寺は中世には学問の寺として栄えたといわれます。経処坊というところで、議論が行われていたようです。
釈尊に帰る、学ぶそんなお寺であるから釈迦如来であると五来さんは述べられております。
また、弘法大師がわかした井戸があり、地蔵堂の中にその井戸があります。

高野山の姿見の井戸と似たかんじで、姿が映れば長寿であるといいます。
他には弁慶の力石という石があり、弁慶が持ち上げたという石があります。

椿が綺麗なお寺でした。 花三昧でありがたい。


一日目のお参りはここでおわりです!

6番札所 安楽寺さんにて宿泊です。
安楽寺さんは大変綺麗な宿坊でありました、ご飯も美味しかったです。
またはじめて、そばの実の汁を食べました、何を食べているかわからなく、聞いてみますと、そばの実ということで、こういった食べ方があるのをはじめて知りました!

またここでは、夕方のお参りに参加させて頂き、本堂並びに諸尊を拝ませて頂きました。
大変凝った諸堂の作りとなっており、また佛像も松本明慶大仏師の作となっております。
是非皆様も宿泊頂き、一度は拝んで頂きたく思います。

一日目終了です!

春彼岸会 弘法大師正御影供 

3月21日 10時より 彼岸会並びに弘法大師正御影供の法会を執行致しました。
まだ少し寒さは残りますが、良い天気に恵まれた中でもお参りとなりました。

これからだんだんと暖かくなり、花や、畑に取り掛かる人も多くあるでしょう。
北海道の冬は長く、大変でありますが、春を待つ喜びは他の地方よりも多いのではないでしょうか。

この間御詠歌の人たちが昔話をされており、今の農業は機械化がすすんで、収穫にはたくさんのハネ品や、機械で取れない部分は畑にそのままにされています。
効率よくコスト削減でありますが、昔の人はもったいなくて見ていられないと言っていたといいます。

ある方は麦一房落ちているだけでも、「黄金が落ちている!」と嫌味というか怒られるというか、言われたそうです。
それだけ物を大切に、手間をかけて育てていたのでしょう。

機械化は機械化で様々な苦労もあるでしょう。

それぞれの時代時代で様々な苦労があると思いますが、その方たちの努力のお陰様で私達はこうしてここにあります。
亡き人に思いを馳せ、懐かしみ、感謝し、私達も誰かのために前を向いて生きたいと思います。

因果必然の道理を信じ自他のいのちを生かすべし(三信条) 南無大師遍照金剛

お手伝いの皆様本当にありがとうございます。 
今年も無事に法会が執行できました。    

北見別院節分祈願会

2月11日 13時半より 福王寺北見別院にて節分の祈願会を実施いたしました。

北見別院にてはじめての護摩の厳修です。
お寺でご祈祷とは、北海道では耳慣れないかもしれませんが、
弘法大師が伝来してきた法は、歴史が深く、功徳があり、よくニュースでとりあげられる祈願の場所は、東京近郊は、成田山や川崎大師、西では中山寺等、弘法大師のお寺が有名です。

北見別院にてはじめての厳修となりましたが、無魔成満することができました。
皆様お疲れ様でした。

一年がしあわせでありますよう。

平成30年 節分会 (星まつり) 厄除け、諸祈願 

平成30年2月3日 13時30分より、節分会を執行しました。
前日に星供の行法を務め、お札を開眼させていただきました。

3日は午前中に不動法を修して、13時半 皆様にご来寺頂き、護摩を焚き御祈願致しました。
それぞれに、本尊様に拝んでいただき、錫杖で加持し、百万遍念誦にて願いを込めて頂きました。

最後には豆まきをして、今年の魔を滅して、皆様が幸せであるようご祈願いたしました。

厄払いといえば、北海道は神社になるのですが、内地に行くと弘法大師のお寺が多くあります。
是非、檀信徒問わず気軽にお参りください。

11日13時半より 北見別院にて護摩、豆まき致しますので。
是非お誘い合っておまいください。 合掌