秋彼岸

9月19日 北見別院にて 9月22日 福王寺にて「秋彼岸」の法会を執行しました。

彼岸は日本独自の行事であり、古くはお盆と同じように先祖が帰る日であり、また春は豊作を願い、秋は収穫に感謝する日でもありました。
ちょうど昼と夜の長さが一緒なので、お釈迦様の中庸の教えに例えられ、仏道修行をする習慣をする日。

また真西に太陽が沈むので、西方極楽浄土に手を合わせる故人を偲ぶ日としてもお参りされてきました。

中庸とは、ちょうど良い加減です。 弦が張りすぎるでもなく、緩みすぎるのでなくちょうど良い道を生きましょうということです。

この世界は何をとっても一長一短です、どちらかが伸びれば、とちらかが縮まります。 仏さんから見ればバランスの取れている世界です。

私達も、自分だけでなく、生かし生かされ、調和のとれた生活をして、良い音を奏でる人生を送りたいですね。

コロナの中ではありますが、お参りいただきありがとうございます。
皆様の人を思う行いが、なにかの縁となって、関わりのある人、またはそうでない人も幸せでありますよう。

南無大師遍照金剛