令和3年 木の消毒

今年も高橋さんが消毒に来てくださいました。
農家さんを引退され、北見市へ移られてもこうして変わらずにお手伝い頂けることありがたく思ってます。

厳密にいえば殺生かな… と思いつつ。
木が枯れないように消毒しています。

カイガラムシという虫が木につき、オンコや蓮華ツツジをからしていきます。
諸行無常、何事も変化なくしては成り立たたないものですが、
境内を一定に維持していくのも大変な事だなーと感じます。

しかしながら、皆様のお力で本当に良い境内が成り立っていると感じてます。
年々良くなっているのではないでしょうか。

住んでいる私がいうのもなんですが、とても気持ちが良い場所です。
鳥の鳴き声を聞きながらぼーっとするに最高です。
いつも「もったいないなーと」感じます。

「お寺って何か行きにくいところ」、でしょうけど、WELCOMEですよ!
ぼーっとしにベンチに座りに来てください。

心安らかな場所でありたいです。

山開き 毘沙門天大祭

5月10日 11時 福王寺八十八ヶ所霊場のお山開き、並びにお山開きを執行しました。

教区内の2名のご寺院様と丸瀬布のご住職様をお迎えしてのお参りです。
今回はコロナ渦ですので、縮小、餅まきやお昼のお接待をお持ち帰りでの対応とさせていただきました。

桜は!残念ながら散ってしまいましたが、雪柳など綺麗に咲いて気持ちの良いお参りとなりました。

突然ですが「罪」、皆様にはあるでしょうか? 私自身、そのときは自分ではそうでないと思っても、後から思えばとても傷つけてしまったことはたくさんあるように思います。

数年前、お手紙と共にたくさんの絵が送られてきました。毎日毎日描いているようで、そこに日付が書かれています。

幾何学的で何を書いているのかわからないのですが、お手紙を読むと思いの丈が伝わってきます。

そのお手紙には、樺太引き上げ戦の事が書かれていました、

https://shuchi.php.co.jp/rekishikaido/detail/4243

津別町も樺太からの引き上げの方が多くおられますが、三船殉難事件の事は詳しく聞いたことはありませんでした。
戦後70年たっても、今でもきっと消せない痛みと罪の意識を抱えていらっしゃるのだと思わずにいられません。
生きていると、どうしようもない事や、痛みが何かしらあるのだと思います。

八十八ヶ所巡礼はそんな思いを受け止めてくれる場所であると思いますし、お寺もそういう場所でありたいと思います。

苦しみがあるからこそ、優しさが生まれる。 どうか安らかな人生でありますよう。

そして、毘沙門天様の威光が倍増し、皆様に福徳が訪れますように。

オンベイシラマンダヤ ソワカ

春の下座行

4月25日 下座行を執行する予定でしたが、予想外の雪!!!
中止としました…。

しかしながら火曜日に改めて数人でも実行しようという事になり、5~6人での下座行でした。事前に天気予報を見て前日来てくださった方もいらっしゃいます。
本当に皆さんのお陰でお寺が良くなっていきます。

高齢化社会となり、過疎の津別もその波の中にありますが、一人ひとりができることをして今ある場所を大切に、豊かに暮らせたら良いなと思います。

人生の中、お寺に来て掃除をする。いのちを思い、きれいな空間を作り出す。
忙しい日々を送られてると思いますが、お気軽にお寺に来てください!
そんな時間を過ごしましょう~。

南無大師遍照金剛