福王寺内室 福井眞知子 逝去

 令和6年8月6日、母がとうとう逝ってしまいました。
7月末からご飯を食べられなくなり、段々と力を落としていきました。
妹たちも駆けつけて、在宅看護を選択し、介護すること約一週間、孫たちに囲まれながらの最後でした。
 朦朧としている中でも、孫たちに気を配り、最後は「幸せだと」言って亡くなって行きました。最後まで母らしく人を励ます存在でした。檀家さんも心配してくれて駆けつけてくれましたが、相手するのは疲れてしまうからとお断りしたことすみませんでした。

 葬儀も檀家さんたちの手によって送られ、本人が生前「みんな葬儀を小さくするけど、最後くらいは派手に送って欲しい」との言葉通り、きちんと送れたのではないかと思います。本当にたくさんの人に見守られ旅立っていかれました。
 皆さんのおかげです、本当にありがとうございます。

母は本当にお寺が好きで、一生懸命に皆のために頑張りました、毎日の仏さんへのご飯のお供えは欠かしたことがないですし、自分よりもお客さんを優先に、また境内もいつもお参りしやすいように努力され、それが当たり前のように行動していました。

お寺に来ては、母の顔をみると元気が出る、母に会いに来たといった具合で、言いたいことをズバズバ言う割には慕われる不思議な人徳の持ち主でした。
それもひとえに、人を思う力が卓越していたからかもしれません。
 
父の真面目の性格もあり、お寺は発展しました、庭の整備や庫裡の建築、本堂の建築、北見別院の建立、数え上げれば一代でなしえた事業は素晴らしいものがあります。
母がいなくなったお寺は寂しくなりますが、母の分までお寺がより良いものになるようみなさんと共に頑張って行きたいと思います。

ぜひお気軽にお寺にお参りに、散歩に、遊びに来て下さい。
母はいませんが、きっとお寺にいて皆さんを見守ってくれていると思います。 
心よりの感謝を込めて、冥福を祈ります。  合掌

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