山開き 毘沙門天大祭

5月10日 11時 福王寺八十八ヶ所霊場のお山開き、並びにお山開きを執行しました。

教区内の2名のご寺院様と丸瀬布のご住職様をお迎えしてのお参りです。
今回はコロナ渦ですので、縮小、餅まきやお昼のお接待をお持ち帰りでの対応とさせていただきました。

桜は!残念ながら散ってしまいましたが、雪柳など綺麗に咲いて気持ちの良いお参りとなりました。

突然ですが「罪」、皆様にはあるでしょうか? 私自身、そのときは自分ではそうでないと思っても、後から思えばとても傷つけてしまったことはたくさんあるように思います。

数年前、お手紙と共にたくさんの絵が送られてきました。毎日毎日描いているようで、そこに日付が書かれています。

幾何学的で何を書いているのかわからないのですが、お手紙を読むと思いの丈が伝わってきます。

そのお手紙には、樺太引き上げ戦の事が書かれていました、

https://shuchi.php.co.jp/rekishikaido/detail/4243

津別町も樺太からの引き上げの方が多くおられますが、三船殉難事件の事は詳しく聞いたことはありませんでした。
戦後70年たっても、今でもきっと消せない痛みと罪の意識を抱えていらっしゃるのだと思わずにいられません。
生きていると、どうしようもない事や、痛みが何かしらあるのだと思います。

八十八ヶ所巡礼はそんな思いを受け止めてくれる場所であると思いますし、お寺もそういう場所でありたいと思います。

苦しみがあるからこそ、優しさが生まれる。 どうか安らかな人生でありますよう。

そして、毘沙門天様の威光が倍増し、皆様に福徳が訪れますように。

オンベイシラマンダヤ ソワカ

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