2月3日 節分に際し星まつりのお参りを執行しました。
厄年はもちろん、家内安全、交通安全、商売繁盛等 諸々のご祈願を星にお参りする行事です。
福王寺では護摩を焚き、仏様を招いて、それぞれのお願い事をお届け致します。
仏教では二つの魔があると言います。
一つは内魔、自分の中の鬼です。 人は必ず欲をもって自分が自分がとなり、貪り、腹を立て、自分中心に物事を考えてしまいます。
しかし、その欲がつよすぎると、どうして手に入らないのだろう、怒り、嫉妬し、他のいのちを害し、自らも苦しみの中に陥ってしまいます。
こうした内魔を授戒やご真言によって清浄とします。
もう一つは、外魔です。外からやってくる災いですね。特に厄年の場合は、雪が多い年だったり雨が多い年だったり、日照りだったり、虫が大量に発生したりするように、いのちのリズムが不安定な星回りとされます。
そういった年に災いが福となるよう念じます。
節分は2月ではありますが、暦の上では立春、宇宙のリズムの中では一年の始まりであり、この始まりの時に仏様、星々に吉祥であるように念ずるのです。
福王寺では皆様と共にお参りし内なる内魔を払い、そして仏様の加持力、ご加護をお願いし外魔を退けます。
最期は豆まきをして、魔を滅し、皆様の福を願います。
また今年もお汁粉を参拝者に接待させて頂きました。 とても美味しかったです。 お手伝いの方ありがとうございました。