3月17日 お彼岸入り 於 北見別院
3月20日 彼岸中日 於 福王寺 また永代供養塔の彼岸のお参りを執行いたしました。
今年は新型コロナウイルスの影響で、当寺院でも感染防止の為、総代、有志によるお参りとさせて頂きました。
毎年恒例の行事が出来ないこと、大変寂しく思いますが、それぞれが各自でお参りに来られ手を合わせて頂く姿を見ると本当に有り難く思います。
先日、中学校でも卒業式が縮小されて実施されました。PTAの会長をさせて頂いてましたので、来賓私一人という異例の事態でした。しかし近隣の市町村では保護者の参加も禁止との事で、津別町は先生方の「なんとか生徒を祝ってあげたい」という思い、クラスも一クラスですし、町内での感染もみられなかったため、保護者参加の中実施できました。前日の消毒作業等、本当に先生方にはありがたく思います。
もちろん、省けるところは省いて行う卒業式でしたので、歌も伴奏のみや、挨拶もほとんどが省略、在校生も生徒会長のみの出席でした。
しかし、送る方も送られる方も、こんな状況を理解して、本当に思い合って粛々と進む卒業式には、感動するものがありました。
サッカーのワールドカップや東日本大震災のときに、なんとなく気持ちが可視化され見えるような気分になりましたが、この卒業式でもそういった思い合う気持ちが目に見えるようでした。
良い卒業式だったと思います、参加させて頂き本当に有り難く思います。
16年クラスも変わらずに、ずっと歩んできた子どもたち、最後に良かったね、本当におめでとうございます。
「当たり前」の反対を「有り難い」というようです。
普段当たり前のように生活している中に、有り難さを感じる。こうした努力を忘れてしまいますが、気をつけていかなければ、感動が少なく人生もったいないと感じました。
お彼岸に際して、命を感じお互いが思いあえる、気持ちの良い時間になったらよいですね。
コロナウイルス、いろいろな見解があると思いますが、「思い合う心」をわすれずにいたいです。 南無大師遍照金剛 合掌
PS、法会の動画配信をしようと思いましたが、PCがスリープに成り切れてました… 研鑽が必要です。 来れない方も携帯を前に仏壇で手を合わす、そんな時代にもなってきますが、来れる方は来ていただいてライブを感じてほしい。上記で言った「生活の有り難さ」、「お寺の有り難さ」をそれぞれの心で切り取っていただければと思ってます。