春の下座行

4月24日 境内の下座行を執行しました!
今年は天気に恵まれ気持ちの良いお掃除の時間を過ごすことができました。

また北見市からも数名来られて、助かりました。
皆で、きれいな気持ちの良いお寺をつくることができれば幸いです。

目に見えない、後に来る人のために奉仕する。
自分はもちろん、良い縁ができますように。

良い修行となれますよう  南無大師遍照金剛 合掌

春彼岸 弘法大師 正御影供

3月18日 北見別院 3月21日 津別福王寺にて春彼岸、
並びに弘法大師正御影供法会を実施致しました。

前日の大雪でどうなることかと思いましたが、藤原さんが除雪してくれ大変助かりました。

ウクライナでは戦争が始まり、気持ちが張り裂けそうなニュースが流れています。
誰しもが生まれたからには「幸せになりたい」、「幸せであって欲しい」と願う中、
どうしてこんなにも酷い現状があるのか驚きです。
一日も早い停戦を祈願致します。

朝ドラ「カムカム エブリバディ」に学ぶ

さて、朝のドラマの「カムカムエブリバディ」を観ているのですが、その中に「小豆のおまじない」というフレーズが印象的です。
その都度毎に現れるメインテーマのようなフレーズ。

「小豆の声を聴けえ。時計に頼るな。目を離すな」

「何ゅしてほしいか小豆が教えてくれる」

「食べる人の幸せそうな顔を思い浮かべえ」

「おいしゅうなれ。おいしゅうなれ。おいしゅうなれ」

「その気持ちが小豆に乗り移る。うんとおいしゅうなってくれる」

「甘えあんこが出来上がる」

この何して欲しいかは「小豆が教えてくれる」、という言葉が好きです。
私達は「あんこを作った!」となりがちですが、美味しいアンコは小豆が教えてくれる。「今が美味しいよ!」と小豆が私達にメッセージを放ってくれている。

小豆と対話しながら、アンコをこの世界に表現している。決して自分だけの力でなく、お互いが高めあって一つのものをこの世に生み出しているのです。

https://www.nhk.or.jp/comecome/

彼岸

彼岸とは彼方の岸と書きます。インドではガンジス川に例えられ、向こう側を悟りの世界、こちら側を「此岸」、私達の住む苦しみの世界を表現します。

一つ言いかえれば、こちら(私)と世界(他者)とも言えるなと感じています。
自分を超えたところに到る世界が彼岸なのかな?とも考えるのです。

アンコにしてみても、自分が作っているのだけど、小豆が自分でアンコになるために美味しくなっているとこもいえる。
そこに、自分と他が融合したような世界があるのではないかと。

仏師の人も仏を彫り出すとき、木の中に仏がみえるとおっしゃり、ただ木が仏さんの姿になれるよう手助けしているだけのような感覚。

https://www.hidatakayama.or.jp/watch/%E5%8D%83%E5%85%89%E5%AF%BA%E5%86%86%E7%A9%BA%E4%BB%8F%E5%AF%BA%E5%AE%9D%E9%A4%A8/

相手があってはじめて自分がいて、お互いが影響しあって今の世界が成り立っている。

それは死者でも同じかなと思います。たくさんのメッセージを死者たちが投げかけてくださる。「幸せでやりなさいよ!」、「応援しているよ!」、

「生きる」上で、もちろん私が生きるのですが、そういう存在に支えられて今私達があるという事も忘れずに過ごし、様々なメッセージを受け取って過ごしていきたいですね。

末筆ながら、一日も早いウクライナの戦争が終わりますようご祈念申し上げます。

南無大師遍照金剛

節分会(星まつり) 

2月6日と2月11日 福王寺、福王寺別院にて節分会(星まつり)のご祈祷を執行しました。

一年の始まりに、仏様の前で手を合わせ、所願を祈る。
心見つめる時間となれば幸いです。

檀信徒以外でもお気軽にお参り頂ければと思います。

厄年いがいでも、商売繁盛や健康祈願、また星まつりのご供養を受け付けております。
毎年、2月3日以降の日曜日と、北見別院では2月11日にご祈祷をしております。

護摩は焚きませんが、個人祈願も受け付けます。 ご相談ください。

良い年でありますよう。

ノウマクサマンダ バザラ ダンセンダ マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン

令和4年(2022)修正会

本年も成年部の皆様にお手伝い頂き、献灯させて頂きました。
静かなお正月で、ゆったりとしたお参りをすることが出来ました。

新型コロナが続いておりますが、それぞれの灯火が明るくありますように。
良い年となりますようご祈念申し上げます。

遅くなりましたが、12月21日納大師執行しております! 写真撮り忘れてしまいました。
お弁当を作ってお配りいたしました。 合掌

秋の下座行 令和3年度

11月7日 秋の下座行を執行しました。
連日の雨でしたが、この日はなんとか雨も止み、落ち葉を片付ける事ができました。

軽トラック何台にも及ぶ落ち葉を片付け、綺麗な境内となりました。
また、窓を拭いてもらい、仏器も磨いて頂きました。

仏様、ご先祖様、皆様の共有の心安らぐ場所で有りたいと思います。
是非皆様、毎年行ってます! お助けに、手伝いに来てください!

皆様あってのお寺です。 楽しく、目に見えないものを感じられる場所にしていきましょう。

また感染が大分落ち着いたので、久しぶりにお寺で食事を作って提供しました。
皆で食事をとるって、やっぱり良いですね。

何気ない日常に感謝です。 南無大師遍照金剛

阿字観と精進料理

9月19日 日曜日 10時半より 道新文化センター講座「阿字観と精進料理」を執行しました。 コロナで6月に予定したものが伸び、毎年30名ほどですが、20名ほどに募集を減らし、お弁当にて対応する事で無事に執行しました。

今年で5回目ということで、年に一回の講座、5年もたったのだなと改めて有り難さを感じます。「阿字観の講座」は本山で講習を受けてからすぐに北見ではじめて、10年以上お世話になっており、オホーツクの地域でも「阿字観」という名前が少しづつ耳にする方も居たら良いなと思ってます。

瞑想が流行っておりますが、忙しい現代に一息ついて、自分の命と向かい合う、そんなひとときになればと思います。

受講された方、ありがとうございます!  また来年もお待ちしております。 合掌

盂蘭盆会 2021

8月15日 13時半より 北見別院
8月16日 10時より 津別福王寺にて

盂蘭盆会、施餓鬼法会を実施しました。

施餓鬼ってなんだろう?何故お盆に?

長文です。盂蘭盆経に、目蓮尊者のお話が語られている。
餓鬼の世界に落ちたお母さんを、供養の力によって助けるというお話。お母さんはもちろん、その功徳は七代前に遡った父母までも救われるという。

また阿難尊者の前に餓鬼が現れ、3日後にあなたは死に、私のような餓鬼になると言われる。阿難尊者はその苦を免れるために、餓鬼に施し供養する、延命の功徳や布施の功徳が説かれています。

お盆には、もう一方で御霊帰りの信仰がある、13日に帰ってこられて、16日に戻られる。地域性もあり多様な形がある。帰ってこられるのに、足下が暗くては難儀だろう。迎え火や提灯で灯りをともし、お迎えする。精霊棚をつくり季節の野菜などでお接待する、そして帰られる時に、灯籠流しや塔婆供養をしてお見送り。精霊馬や牛は、そうしたみんなの気持ちがお供えとして形になったものです。

こんな文化の中、何故お父さんお母さんでなく、餓鬼までを供養するのか?お経に基づくのはわかるのですが、イマイチしっくり来ませんでした。

先祖が帰ってくるので、悪い者もついてくる。先祖だけでなくてすべの命を供養する、そんな感じで思ってましたが、しっくり来ることを説かれていましたので、シェアします。

そもそも餓鬼界とは、どういった人が落ちるのか?それは貪欲が強い人です。 あれもほしい、これも欲しい、ケチで、自分のことしか考えない、渇望の強いひと達です。

餓鬼とは私たちの欲望ともいえます。自分のことだけ考える欲望です。
目蓮尊者も阿難尊者も布施する事によって救われました。

そして盂蘭盆経には、七代前のお父さんお母さんまでも救われると説かれ、こうなるとお父さんお母さんだけでなく、生きとし生けるものへの供養となり、自分だけでなくなります。つまり私たちの餓鬼の心、渇望する心から、与える心、人を思い、命を思う布施する心を持ちましょうという期間なのだという事です。

与える、布施することの出来る期間、ありがとうという気持ちを表し、心通わせる時間。それがお盆なのかなーと。

お盆になると本当に老若男女問わずたくさんの方がお参りにきます。お世話になった方々に思いを寄せる。その方のために手をあわせる、人のために過ごす時間。優しい文化だと改めて思います。

だんだんお盆休みも関係ない時代となってますが、大切にしたいですね。

考えると仏壇もそうなのかもしれませんね。祈ることはもちろん、私達が布施できる場所。生存本能に支配され、自分だけの欲望になりがちな中、人を思い何かをしてあげられる場所があるのは有り難いものだと思います。

改めて亡き人に想いを寄せて、ありがとう。 合掌



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地蔵盆 ろうそくまつり

7月24日 地蔵盆を執行しました。
今年もコロナウイルスのため、縮小しての執行です。

本来であれば、たくさんの人においで頂いて、子供たちに手を合わせる機会を設けるお参りとしたいところです。

早く人が気軽に集まれたら良いですね。

このお参りは、お地蔵様に願いを込めて、先祖供養や水子供養はもちろん人形供養も執行してます。
また、境内の八重八箇所霊場に灯明を灯して願いを込めるお参りです。

目に見えないものへ感謝こめ、祈る時間をつくる。
そんなひとときになればと思います。

現代は各家族で仏壇もなく、お盆も縁遠い人が増えています。
祈る時間が少なくなってきています。

檀信徒はもちろん、そんな人達や子供たちが気軽手をあわせて、心温まる行事となれば幸いです。
是非お気軽にお参りください。



第二回 夏下座行

7月19日 夏の下座行を執行しました。 前日は37度となり、北海道らしからぬ暑さです。
当日もそこまでは気温の上昇が無いものの暑い…

檀家さんの集まりも、夏はあまりよくないのですが尚更少なくなってしまいました。
しかしながら、24日の地蔵盆に向けて、境内の草を刈り、灯明を灯しやすく八十八ヶ所の参道を整備し、六地蔵や八体仏を磨く事ができました。

コロナウイルスの関係でなかなか周知して、人に集まって頂くというのは困難な状況にありますが、子供や年齢に関係なく祈る時間を持って頂く場所として、皆様の側にあれたらと思います。

暑い中本当にありがとうございました!
お地蔵様のご加護がありますよう、オン カカカビ サンマエイ ソワカ


石の参道

泉さんの畑から収穫? 否でてきた石を寄付頂き、参道の土留に置いていただきました。
もともと河岸段丘で太古の昔は川だったのか、とってもとっても石がでてくるそうです。

その石をお寺に寄付頂き、土留としました。
川石のせいなのか道が、なんとなく川に見えてきれいです。

石を置くと境界が出来て、道と山、道と庭、差別化がはっきりして綺麗な感じです。
個が引き立ちます。
仏教はこの自分との境界をいかに無くすかが課題でもあります。
個をたてれば孤立するし、個をとけば調和する。 バランス良くありたいですね。

しかしならが、本当に少しづつお寺の境内も変化して、段々と皆さんのお陰で良くなっています。皆様のお寺が、誰が参拝しても気持ちの良い、ちょっと幸せになれる場所であれたらと思います。

泉さん! 連日の作業や機械の移動の手間などありがとうございました。
大きな石が大量に出たらまだまだ、配置するところありますので、よろしくおねがいします!

また、石がきれたので、石を運んでいただいた網のようなものを土留めにしてもらいました。
ありがとうございました。

是非皆様ご参拝ください!